2025/12/03
知っておきたい!「相続人の確定」と「遺産分割協議書」の重要性
はじめまして!
グロースリンク行政書士法人です!
今日は、相続手続で重要な、戸籍の収集・遺産分割協議書の作成について、どんなことをするのか、なぜ重要なのかを解説していきます!
1. はじめに:なぜ相続手続きは「複雑で時間のかかる」と言われるのか
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相続が発生した際、「預金を引き出す」「不動産の名義を変える」といった手続きがすぐにできないのはなぜでしょう?
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その理由は、手続きの前提となる「誰が」「何を」「どれだけ」相続するのかを法的に確定させる必要があるからです。
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このコラムでは、すべての相続手続きの土台となる「相続人の確定」と、財産の分け方を決める「遺産分割協議書」この二つの重要ポイントを、行政書士の視点から解説します。
2. 最初の関門:「相続人の確定」を徹底すべき理由
2-1. 「戸籍の収集」は探偵作業です
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相続人を確定するためには、被相続人(亡くなった方)の出生から死亡までのすべての戸籍謄本を収集する必要があります。
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本籍地が転々としている場合、複数の市町村役場に請求する必要があり、非常に手間と時間がかかります。
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戸籍の読み解きを通じて、「前妻との間に子がいた」「養子がいた」など、家族も知らなかった相続人が判明するケースは珍しくありません。
2-2. 漏れがあると手続きが無効になる!?
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相続人全員が参加しない遺産分割協議は無効とされます。
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後から新たな相続人が見つかった場合、せっかく作成した遺産分割協議書や、完了した不動産の名義変更もやり直しになるリスクがあります。
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行政書士は、この戸籍収集・調査を専門家としての正確性をもって行い、相続人を完全に確定させます。
3. 相続のゴール:「遺産分割協議書」の法的な重み
3-1. 協議書が必要なのはどんな時?
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遺言書がない場合や、遺言書があっても相続人全員の合意で異なる分け方をする場合に作成が必要です。
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法定相続分通りに分ける場合でも、不動産の名義変更(相続登記)や、金融機関での手続きの多くで提出を求められます。
3-2. 不動産・預金手続きで重要な「形式」と「記載内容」
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不動産登記:不動産を相続する人を明確にし、地番・家屋番号などの表記を登記簿謄本と完全に一致させる必要があります。
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金融機関:どの銀行のどの口座を、誰がどれだけ取得するのかを具体的に記載する必要があります。
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これらの手続きで不備があると、役所や金融機関から何度も差し戻しを受け、手続きが滞ってしまいます。
3-3. 将来のトラブルを防ぐための「工夫」
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単に財産の分け方を書くだけでなく、「後から判明した遺産の扱い」や「遺産分割費用の負担」なども明記することで、将来的な親族間の争いを予防できます。
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行政書士は、遺産分割協議が円滑に進むよう中立的な立場でサポートし、法的に有効かつ、トラブル予防に配慮した協議書を作成します。
4. 行政書士に依頼するメリット:正確性と時間短縮
メリット 1:行政書士は「書類作成のプロ」
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相続手続きに必須となる、上記すべての戸籍収集、財産目録作成、遺産分割協議書の作成を代行できます。
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複雑な書類をミスなく正確に作成することで、役所や金融機関での手続きをスムーズに進められます。
メリット 2:ご依頼者様の「時間」を守る
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平日の日中にしかできない戸籍収集や役所・法務局とのやり取りをすべて代行し、ご依頼者様の精神的・時間的な負担を大幅に軽減します。
メリット 3:他の士業との連携
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相続税が発生する場合は税理士、登記が必要な場合は司法書士など、手続きの内容に応じてグローリンクグループ内で連携し、ワンストップでサポートを提供できます。
5. まとめ
相続手続きを円滑に進めるためには、最初のステップである「相続人の確定」と、最後の合意書である「遺産分割協議書」を法的に完璧な状態で作成することが不可欠です。
当法人では、ご依頼者様が安心して次のステップに進めるよう、正確で迅速な相続手続きサポートを提供しております。お困りの際は、お気軽にご相談ください。












