こんにちは！ 名古屋の税理士、グロースリンク税理士法人です。

もう8月も終わり、今年も残すところあと4か月となりました。年末の風物詩といえば有馬記念ですが…そう、ふるさと納税です。

「まだ先でしょ？」と思われがちですが、実は今年、ふるさと納税の制度が大きく変わるため、注意が必要です。「年末にまとめてやろう」と考えている方は、ぜひこのコラムを読んで、早めの準備を始めてください。

1. ふるさと納税、本来の締切はいつ？

まず、ふるさと納税の本来の期限についておさらいしましょう。

ふるさと納税は、その年の所得から控除を受けるための制度です。そのため、基本的にはその年の1月1日から12月31日までに支払いが完了した寄付が対象となります。

つまり、2025年分の寄付は2025年12月31日が締め切りです。ただし、この日付はあくまで「支払い完了」の日。クレジットカード決済であれば決済完了日、銀行振込であれば振込が完了した日となります。年末ギリギリに申し込むと、決済手続きが年明けになってしまうケースもあるため、余裕をもって12月25日頃までには済ませることをおすすめします。

2. ふるさと納税で控除できる上限額が変わる？

今年のふるさと納税は、上限額の計算にも影響が出る可能性があります。

2025年分の所得税から適用される「基礎控除」などの要件が一部変更（いわゆる「壁」といわれているものですね）になります。これは、ふるさと納税で控除を受けられる金額の計算に影響を及ぼします。

3. 【重要】制度変更は10月から！寄付は今がチャンス！

実は、今年のふるさと納税制度は10月から大きく変わります。

総務省は、ふるさと納税の本来の趣旨である「地域への貢献」をより適正に行うため、指定基準の見直しを行いました。この改正により、寄付に伴いポイント等を付与するポータルサイトを通じた募集が禁止されます。

これにより、ふるさと納税の寄付額に応じて付与されていたポイントやマイルがなくなることになります。これまではポイント還元も含めて「お得」と感じていた寄付者の方にとって、メリットが薄れてしまう可能性があります。

4. まだ8月！今なら10月にまだ間に合います！

「もう8月なのに、今から？」と思われた方もご安心ください。10月まで1か月少しあります。

この記事を読まれた方で、その他ご不明な点があれば、名古屋の税理士、グロースリンク税理士法人までお問い合わせください！