2011年12月08日

税理士として働くにあたって、１年の一大イベントがある12月。
明日9日は、税理士試験の合格発表日です。

税理士試験受験者にとって、8月に試験を受けてからのこの4か月は、
なんとも中途半端な落ち着かない気分で過ごす人もいるのではないでしょうか。

私も毎年、次に進んでいいのか、元来た道を深く掘り下げるのか、
迷いながら、どちらにしても少しずつ進んではいるのだと信じて過ごしていた4か月でした。

5科目めの合格発表で、税理士試験受験生から卒業した日は、
大喜びというよりは、とにかくほっとしたという感覚だったのを覚えています。

税理士試験は1年に1度しかないためか、
この合格発表日で、自分の進む道の先が無くなるかも、
というほど重く考えていたりもしました。

試験が終わってみて、もちろん重くはあるけれど、それはゴールでもなくスタートでもなく、
選択肢のひとつだったのかもしれない、と思っています。

ありきたりですが、試験に合格したからゴールなわけでもなく、
試験に合格したから、その道だけに進むスタートに立ったのでもなく、
もちろん、不合格だったからといって、道が無くなったのでもなく・・・

試験結果が決まったこの日を区切りに、
いくつかある道から、またどの道を進むか選び直せばいいんだ、と今は思います。

明日の結果を待つ人は、みなさん頑張ってきた人です。
頑張ってきた人に、『頑張って』と言うことは時にはけっこう酷なことでもあります。

明日、税理士受験者の方には、
『よく頑張ったね』と伝えたいと思います。